「烏は主を選ばない」の浜木綿とは?その正体と魅力を徹底解説

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アニメ

八咫烏シリーズに魅了されている皆さんへ――今回は、シリーズの中でも特に複雑で魅力的なキャラクター、浜木綿について徹底解説します。南家出身の姫として登場する彼女は、その強い意志と率直な性格で物語を彩ります。彼女の背景にはどんな秘密が隠されているのか?幼なじみである若宮との関係はどう展開していくのか?そして、桜の君の座を巡る激しい争いの中で、彼女がどのような運命をたどるのか――これらの疑問にお答えします。
アニメも放送が開始され、注目が集まる本作ですが、アニメ視聴者にも必見です(ネタバレを含みますのでご注意ください)。

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浜木綿とは?

南家出身の姫

浜木綿は、四家のうちで財力のある南家が政治闘争の命運を懸けて登殿させた一の姫です。

男勝りでさっぱりとした気性の持ち主で、一人称は「アタシ」。他の貴族とは異なる一般的な感覚を持ち、他人の目を気にしない真っ直ぐな性格です。物語の中では、彼女の率直な態度によって他のキャラクターと対立する場面が多々見られます。

その容姿は目鼻立ちがはっきりとした気の強そうな美女であり、 豊満な胸回りと腰つきながら、すらりとした長い手足を持った長身の女性です。長い黒髪をきりりと結い上げ、質素な格好をしており、若武者のような颯爽とした姿が特徴的です。また、お酒に非常に強い点も彼女の特徴の一つです。

浜木綿は本作におけるキーパーソンの一人であり、物語におけるその役割には要注目です。

秘められた素性

浜木綿は、南家の姫として登殿しますが、実際には南家当主・融(とおる)の実の娘ではなく、養女です。
浜木綿の本名は「墨子(すみこ)」であり、彼女の本当の父親は融の兄にあたる煒(ひかる)です。妹の撫子とは元々従姉妹であり義理の姉妹になります。

浜木綿の父・煒は当時の南家当主だった実の父を殺害し当主の座につきますが、奈月彦の母・十六夜が毒殺された罪を着せられた妻の夕虹(浜木綿の母)とともに殺されてしまいます。その後、当主となった融は浜木綿の処分には関心を持たなかったため、浜木綿は「墨丸」という名で山烏の男児として本家の菩提寺である慶勝院で育てられます。育ての親は、亡き母・夕虹に付き従っていた青嵐でした。

浜木綿と若宮の関係は?

奈月彦と浜木綿は幼なじみ

奈月彦と浜木綿は幼なじみの関係にあります。この関係は、八咫烏シリーズのストーリー展開に重要な影響を与えます。
お互いに幼少期に悪友として面識があったことは、物語の中で描かれており、彼らの関係が深いことが示されています。
ちなみに浜木綿は本名が「墨子」であることから、奈月彦からは「すみ」と呼ばれていました。

【ネタバレ注意】妃選びの結末

妃選びの結末については、桜の君の座を巡る争いの最中、浜木綿の生い立ちが白珠により明かされることで、彼女は桜花宮から姿を消し、事実上の身分剥奪を受けます。しかし、最終的に彼女は幼なじみである若宮の妃となり、皇后の座に就きます。
浜木綿の身分剥奪後の再入宮は、真赭の薄の計らいによるものであり、これは物語の中で重要な転機となります。

桜の君の座の争い: 浜木綿の出自が白珠により明かされ、桜花宮から姿を消します。

真赭の薄の計らい: 浜木綿は真赭の薄の助けで、真赭の下女として宮中に戻り、若宮の妃に選ばれます。

若宮との関係: 登殿時には南家として「夏の殿」に入りますが、「元南家」として入内し若宮との間に紫苑の宮という娘をもうけます。

真赭の薄の心情: 真赭の薄も若宮と幼少時に交流があり、恋心を抱いていましたが、最終的にその恋情は消え、浜木綿付きの筆頭女房となり、彼女の娘・紫苑の宮の教育係になります。

妃選びの結末は、浜木綿が桜花宮から姿を消し、最終的に若宮の妃として宮中に戻るというドラマチックな展開を見せます。まさに物語のクライマックスを飾る大逆転劇と言っていいでしょう。

宮中での人間関係

あせびとの関係

浜木綿とあせびの関係は、ほかの姫たちと比べて比較的良好といっていい関係です。
あせびの世間知らずな性格に対して、浜木綿はしばしば呆れながらも同じ派閥に属しているため、衝突したり対立するようなことはありません。
逆にあせびも浜木綿に対してそのまっすぐな性格に近しいものを感じていた節があります。
最初は純真無垢なキャラクターとして登場する彼女がその後、その名の通り「あせび」のように周囲を惑わす様は、読者にも強烈なインパクトを残します。

白珠との関係

浜木綿と白珠の関係は、物語の重要な転機に関わる複雑で緊張したものであり、白珠の行動が浜木綿の運命に大きな影響を与えます。
自身の生い立ちを知る白珠の暴露によって、まさに失脚に追い込まれる浜木綿。
ただ、それは白珠が北家の期待を一身に背負っているがための行動であり、若宮への恋心があるほかの三姫とは大きく異なります。
やがて白珠自身もその耐えがたいプレッシャーによって、徐々に追い詰められていくことになります。

真赭の薄との関係

真赭の薄と浜木綿の関係は最初こそ互いに対立しながらも、その後は深い絆で結ばれていきます。
真赭の薄と浜木綿は初対面から仲が悪く、特に真赭の薄は浜木綿に対して強い対抗心を持っていました。しかし、今までの誤解が解けることで、彼女が桜花宮から追放された後、真赭の薄は彼女を再入宮させるために下女として受け入れるという計らいを見せます。
真赭の薄の助けにより浜木綿は再び宮中に戻ったことで、若宮の妃に選ばれます。この再入宮のプロセスは、真赭の薄の影響力と彼女の計らいが大きな要因となっています。
真赭の薄はその後、浜木綿の筆頭女房となり、浜木綿の娘である紫苑の宮の教育係となります。

キャストのコメントを紹介

七海ひろきさんが演じる浜木綿役についてのコメントは、キャラクターへの深い愛情と作品への情熱を強く感じさせるものです。

七海ひろきさんのコメントからは、彼がオーディションで原作を読んでから大ファンになったこと、そして浜木綿というキャラクターに対する具体的な評価が伺えます。
また、豪華絢爛な宮中での駆け引きや策略についても触れており、作品全体への興味と期待も伝わってきます。
以下は、七海ひろきさんのコメントの要約です。

  • 原作の魅力: オーディションで初めて原作を読んでから大ファンになった。
  • キャラクターの特徴: 浜木綿は飄々としていて少し皮肉屋だが、自分の行く道に迷いがないかっこいい人物。
  • 演技の喜び: 大好きなキャラクターを演じられることに大きな幸せを感じている。
  • 作品の魅力: 宮中での駆け引きや策略、思いもよらない展開にドキドキしっぱなし。

これらのコメントから、七海ひろきさんの浜木綿というキャラクターや作品全体に対する深い愛情と理解が感じられます。

アニメ「烏は主を選ばない」のオープニング曲を紹介

アニメ「烏は主を選ばない」のオープニング曲「poi」は、人気ロックバンドSaucy Dogによって演奏されており、アニメの魅力をさらに引き立てる重要な要素となっています。

Saucy Dogは、YouTubeチャンネルの登録者数が75.3万人、総再生回数は4億7402万3066回を誇る人気バンドです。2022年には第73回NHK紅白歌合戦に初出場するなど、実力と人気を兼ね備えています。

オープニング曲「poi」の詳細

「poi」は、石原慎也が作詞、Saucy Dogが作曲・編曲を手掛けた楽曲です。

まとめ

八咫烏シリーズにおける浜木綿は、登殿した四姫の一人として物語の重要な役割を担うキャラクターです。

南家の姫としての背景: 浜木綿は、財力のある南家が政治闘争の命運を懸けて登殿させた一の姫です。彼女の強い気性と率直な態度が物語に深みを与えます。

秘められた素性: 実は南家当主・融の養女であり、本名は「墨子(すみこ)」です。実の父親は融の兄にあたる煒であり、彼女の複雑な家族関係が物語の中で明かされます。

妃選びの結末: 白珠によって彼女の生い立ちが明かされ、桜花宮から姿を消しますが、真赭の薄の助けで再入宮し、最終的に若宮の妃となります。この過程が物語のクライマックスを飾ります。

あせびとの関係: あせびの世間知らずな性格に対して、浜木綿は同じ派閥に属しているため大きな衝突はなく、比較的良好な関係です。

白珠との関係: 白珠によって生い立ちを暴露されることで一時失脚しますが、これは白珠が北家の期待を背負っていたためです。

真赭の薄との関係: 初対面から対立していたものの、最終的には浜木綿を再入宮させるために尽力し、深い絆で結ばれるようになります。

アニメも放送を開始し今後の物語の展開も見逃せませんが、その中でもぜひ浜木綿にも注目してご覧ください。

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